こいぬと化したひと

何か適当にやっていきます

博士の手日記 2

7日

私たちは海軍に連れて行かれ、大きな船に載せられ、

そのまんまつれて行かれた。

二人にとっては初めての遠足にでも行くかのように目が輝いていた。

あんなにも美しい目を見たのは久しぶりだ・・

ある程度したら大きいレンガ造りの要塞のような建物があった。

誰もが驚く壮大さ、そして、その上で暮らしている華やかな人たちの賑わいが

外にも聞こえてきた。

そうして、水門の前に降ろされた。

水門と言っても水面よりすこし高いところに陸地を作ったみたいなものだ。

私たちは荷物をまとめ、水門の奥へと走った。

そして、明るい道を行くと、私たちは落胆した。

私達の目の前には大きな湖が静かに揺れている、

そして、その湖を囲むように建物群があり

私達の真上から賑やかな声が、

左からは荘厳な鉄の建物が

右には明るい広場があり

水門をくぐる前の世界とは違ったところに来てしまった気分だ。

私たちは海軍に案内され、そこそこ大きい家に住むこととなった。

そして、二人はこの地にまだ慣れていないため、

今日も警備部の方と一緒に来ていた。

右手に地図を持たせていたのだがな・・

14日目

ここは吉港という場所が発覚した。

ここは海軍が財産をなげうって

貿易庁のために作ったところらしい。

儲かっているかどうかは知らないが・・

ともかく吉港は3つのエリアにわかれていて

私達庶民が暮らし、公共施設が充実している「街」

大事な会議などを行い、吉港の省が全て集まっている「政令区」

そして、新しくでき、寺があり、なんといっても綺麗な海を間近で見られる「寺山街

この3っつで構成されさらに今後追加されていくらしい。